大江戸Ruby会議04 #oedo04

先週の土曜日、大江戸Ruby会議04に行ってきました。

大江戸Ruby会議はAsakusa.rb主宰の地域Ruby会議です。

私にとっては昨年のRubyKaigi以来のカンファレンスで、
また大江戸Ruby会議は昨年に続き2度めの参加だったので、
私自身の個人的な変化を感じるいい機会でした。

ちなみに昨年の私↓
大江戸Ruby会議03 に参加してきました!#odrk03 - プログラミングお勉強記録

今年のトレンド

(いきなり偉そうなこと書きますけど)
昨年の大江戸Ruby会議のトレンドは(勝手に決めますが)「GC」だったんですけど、
今年の大江戸Ruby会議では「RubyHG」でした。
あと「越えること」。

Ruby Hacking Guide

Rubyソースコード完全解説

Rubyソースコード完全解説

あるいは「RubyHG」「Ruby ソースコード完全解説」として、一日中いろんな発表に登場しました。
存在は知っていても、ちょっと敷居が高い。。
もしかして今回の発表者の方々に、主催者側から「技術的に濃い内容で」というお話があったようなので
(全員ではなかったような印象でしたけど)
それも影響したのかなぁ。。
もうちょっとRubyと仲良くなったら、挑戦してみようと思います。

越えること

なんだか、全体を通して感じたメッセージは「越えること」だったんです。
ということで「越えること」にしぼって感想書きます。
力不足で、すべての発表について書けなくて申し訳ないです。

@hsbt さん

ペパボのサービス「30days album」のRailsのバージョンをあげた話。
From 'Legacy' to 'Edge' 2014 edition - Speaker Deck
Rubu 1.8.6 / Rails 2.0.2 から、 Ruby 2.1.1 / Rails 4.1.0 に(段階的に)あげていったそうなんですけど、
スライドで出てきたRubyRailsの組み合わせ表みたいので「超えられない壁」みたいな線がひいてありました。

私は今のところRubyRailsのバージョンをあげる作業ってしたことがないんですけど、
そういえば写経してつくったアプリとかRSSリーダーとかがRails3だから、バージョンをあげるっていうこともやってみようかな。

@_zakk さん

ザックさんによる、"Nobody Knows Nobu" は新しいスタイルで、
私の固定観念をおおきく超えていました。。すごい。
愛を感じました。

@lchin さん

いかにして海外でエンジニアとして働くか、という、
日本で10年ちょっと?どうやって働いてきたか、という話はおもしろかった。
日本人のエンジニアたちがどんな話で盛り上がって、どうやって馴染んでいったらいいのか、
その答えは「文化を知ること」っていってて、
なんとなくすべての問題は言葉の壁だと思い込んでいた私には目からうろこでした。
言われてみれば確かにそうだ…
越えるべきは言葉の壁ではなく、文化の垣根だった。

@knsmr さん

30歳になってから一念発起して英語を学び始めた、という西村さんのお話は、
出だしものすごい勇気をもらったけど、スタート時点でTOEIC 900点だったそうで。。
聞き捨てならない。
でも、全体を通して感じたのは、越えることに年齢は関係ないんだなということ。
やろうと思ったときがはじめるとき。

私もプログラミングと出会った時すでに29歳だったので、「ちょっと遅いかな〜」という気持ちもあったけれど、
でもじゃあもっと若い時に出会っていたらすごいハッカーになっていのか?というとよくわからないし、
30歳前にして「遅いかな〜」なんていってたらこれからの人生、まだまだ続く(予定)のに、
もう新しいこと挑戦しないの?と思ったらものすごくつまらない気がしたのでした。
おもしろそうと思ったときがはじめるとき。

@a_matsuda さん

これもまた目からうろこの発表で… マイホーム話からプロジェクト管理へ話がつながったときはびっくりしました。
建築業界と、一見なにも繋がらないようで、実は…みたいなの、すごくおもしろかった。
それぞれ独自に発展してきて、業界を行き来しているひとはいないはずなのに、
どこか通じるものがあるのはどうしてなんだろう。
そして見習うべきところは見習って、あるいは提供できる技術は提供して、
お互いの垣根を越えていったらおもしろいものが作れそうだよなぁ、、とわくわくしました。

…とふと思い出したけど、これ! @KoichiroEto さんの

パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)

パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)

wikiのこと、ソフトウェア設計のこと掘り下げていったら、建築家の思想にたどりついたっていう本。
RailsGirlsTokyoのときに @a_matsuda さんがおすすめされていたのがきっかけで読んだ本です!!!!!!
つながってたーーー!!!!!!
この本おもしろいので、おすすめです。技術書の合間などに読むのにいかがでしょうか。


@mineroaoki さん

技術的な話(データベースの話)は正直よくわからなかったんですが、
私のようなそとの人間から見るとつい一緒になってしまう「IT業界」のなかでも、
エンタープライズ」的なものと「Webとか」と、いろいろ超えられない壁のようなものがあるみたいで。
みなさんの「転職するー」などの話からも少しずつ感じるわけですが、
青木さんの発表から感じたのは「どっちもいいところあるよ」ということでした。


成長した。

相変わらず技術的なことになるとわからないことがたくさんあるんですが、
それでも去年03に参加したときよりは確実に理解できることが増えていて、
この1年の自分の成長を感じることが出来ました。

それから圧倒的なぼっちからの脱却が一番大きな変化。
よちよち.rbのメンバーもたくさん参加していたし、
RailsGirlsのコーチのみなさんやFJORDのmachidaさんとご挨拶できたのもすごくよかったです。
でもあとからあとから「あ〜この方にもご挨拶したかった〜」と残念な思いをしたりしたので、
これはまた次回なにがしかに参加しないと、とモチベーションにつながるのでした。

次はRubyKaigi2014かな!